みなさん、こんにちは。
NPO法人しおん 代表の楠 昇です。
■はじめに
皆さん、こんにちは。NPO法人しおんです。
今年の夏は、例年以上に厳しい暑さが続き、9月を迎えても残暑が続いています。
気温が高い日もあれば、朝晩は少し涼しくなることもあり、私たちの体にはさまざまな負担が積み重なっています。
また、この時期は「夏バテ」だけでなく、「秋バテ」という新たな体調不良が起こりやすい時期でもあります。
特に、障害や持病を抱える方、高齢者の方、日々忙しく働く方々にとっては、この季節の健康管理がとても重要となります。
本記事では、夏から秋への移行期に気をつけたい体調管理のポイントや、私たちの現場で実際に実践している具体的な工夫をたっぷりご紹介します。
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1.夏バテ・秋バテの主な症状と原因
「夏バテ」「秋バテ」はどんな症状が出るのでしょうか?見落としがちなサインも含めて整理しましょう。
・長引く疲労感・倦怠感
・食欲の低下、胃もたれ、下痢や便秘など消化器不調
・頭痛、肩こり、筋肉痛
・不眠や浅い眠りが続く
・イライラ・気分の落ち込み・やる気の低下
・冷え・むくみ
・免疫力低下による風邪や感染症のリスク増加
原因は多岐に渡ります。代表的なものとして…
・高温多湿で体力が消耗し、心身のバランスが崩れる
・冷房の使用で体が冷え、血流や自律神経が乱れる
・冷たい飲み物やアイスの摂り過ぎで内臓が冷える
・外気と室内の温度差による体温調節への負荷
・夏の生活習慣(夜更かし・朝食抜きなど)の悪影響が秋にまで残る
・気圧・天候の変化で自律神経のストレスが増す
特に徳島など地域によっては湿度が高く、食材や生活環境にも違いがあります。自分自身や周囲の体調サインに丁寧に向き合うことが大切です。
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2.残暑・秋バテ対策の生活習慣
体調を守るために、意識したい生活習慣をさらに詳しく紹介します。
■睡眠・休息
・就寝・起床時間の見直し。規則正しい生活リズムを意識。
・朝晩の気温差で体が疲れやすくなるため、休息時間を多めに。
・昼寝も短時間(15分程度)でリフレッシュ効果。
■お風呂・体温管理
・シャワーだけで済ませず、浴槽で体をゆっくり温める習慣。
・入浴後は軽くストレッチで血流改善。
・朝晩の冷え込み対策に薄手の羽織りや腹巻き、靴下の併用。
■運動習慣
・暑い日中を避けて、涼しい時間帯にウォーキングや体操。
・ラジオ体操、簡単な筋トレやストレッチを日課にしてみる。
・室内や職場でもできる「ながら運動」も有効。
■温度・湿度・空気環境
・エアコン温度は26〜28℃目安、外気温との温度差を5℃以内に調整。
・室内の換気を定期的に行い、空気の淀みを防ぐ。
・扇風機やサーキュレーターを効果的に使って室温均一化。okadasinqin+2
■ストレス・メンタルケア
・朝夕のリラックスタイムに、軽い読書や趣味活動を。
・深呼吸やマインドフルネスを取り入れ、気持ちの安定を図る。
・気になる症状は日記やメモで記録し、体調管理のヒントに。
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3.食事・腸内環境ケア
食事は体づくりの基本です。
秋口には胃腸を整え、栄養バランスに注意しましょう。
■おすすめ食材
・温かい煮物、味噌汁、スープ
・野菜(かぼちゃ、ニンジン、れんこんなど秋野菜)
・魚や肉、卵、豆腐などのたんぱく質
・発酵食品(納豆、ヨーグルト、漬物)
・果物(梨、ぶどう、りんご、さつまいも)
■栄養・水分補給
・常温水や温かい緑茶・麦茶で内臓を冷やしすぎない
・はちみつレモン経口補水液(水500ml+レモン果汁大さじ1+はちみつ小さじ2+塩少々)
・ビタミンB群・クエン酸・亜鉛・マグネシウムなどを意識的に摂取
・食物繊維・オリゴ糖で腸内環境を調える
■食欲不振時のポイント
・無理にたくさん食べるより、消化のよいものを少量ずつ
・朝食は温かいおかゆやスープから始める
・寝る前の食事を控え、胃腸を休ませる時間を作る
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4.具体的なセルフケアの例
■実践できるセルフケア
・起床時や就寝前に、ヨガやストレッチ(首、肩、背中まわり)
・温活アイテム:腹巻・カイロ・湯たんぽの活用
・気温や体調に合わせた服装選びを意識する
■家族や支援者の役割
・体調のちょっとした変化を気づきやすいのは、家族の役割
・こまめな声かけや、無理のないペースでの生活サポート
・必要となれば医療や福祉サービス、支援団体を活用しましょう
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5.まとめとメッセージ
残暑から秋口は「我慢」に頼らず、心と体のサインを見逃さないことが大切です。
良質な睡眠、温かい食事、適度な運動、メンタルケアを重ねて、夏の疲れを一日一日癒していきましょう。
体調が優れない・不安が増している…そんな時は、一人で悩まず専門家や支援者に相談してみてください。
どうぞ障害年金のお世話になることなく、秋を元気に迎えられますよう、スタッフ一同心より願っています。
NPO法人しおん 代表 楠 昇
【リンク】
徳島障害年金サポートセンター