みなさん、こんにちは。
NPO法人しおん 代表の楠 昇です。
今年の夏は記録的な猛暑が続いており、気温の上昇が日常生活にさまざまな影響を及ぼしています。
単に熱中症を警戒するだけでなく、暑さが私たちの免疫力や心の健康(メンタルヘルス)に及ぼす影響についても、広く注意が呼びかけられています。
ここでは、免疫力の低下を防ぐ方法やメンタルヘルスへの影響、政府や自治体の注意喚起も踏まえて、夏を健やかに乗り切るためのポイントを詳しくご案内します。
1. 暑さが及ぼす体への影響――免疫力の低下にご注意
真夏の高温環境は、体温調節や水分バランスを崩しやすく、免疫力の低下につながりやすいといわれています。
体が極端な高温にさらされると、自律神経の乱れや慢性的な疲労が重なり、「夏バテ」と呼ばれる症状を訴える方が増加します。
また、水分不足や睡眠の質の低下は、ウイルスや細菌に対する抵抗力を弱める原因にもなります。
■免疫力低下を防ぐ生活のポイント
①十分な睡眠と規則正しいリズムをキープ
・暑さで寝付きにくい時は、エアコンや扇風機を活用して室温を快適に保ち、睡眠環境を整えることが重要です。
②バランスのとれた食事を心がける
・冷たい飲食物の摂り過ぎで胃腸が弱ると、栄養バランスが崩れやすくなります。たんぱく質やビタミンを含むメニューを意識しましょう。
③こまめな水分と塩分補給
・のどが渇く前から意識して水分補給をしましょう。外出時はスポーツドリンクや経口補水液の携帯もおすすめです。
2. メンタルヘルス(心の健康)に与える影響
暑さは身体だけでなく、心にも大きな影響を及ぼします。
不眠や食欲不振が続くと、気分の落ち込みやイライラ感といったメンタルヘルス不調が起きやすくなります。
また「暑すぎて外に出られない」「人に会えない」といった状況が続くと、孤立感や無力感が強まるケースも見られています。
■メンタルケアのためにできること
①日中は無理せず、休息・気分転換を意識的に
・音楽を聴いたり読書をしたりと、クーラーの効いた部屋で自分がリラックスできる時間を確保しましょう。
②外出困難でもオンラインで人とつながる
・家族や友人と電話やビデオ通話で会話し、孤独を感じない工夫を。
③不調を感じたときは、早めに相談を
・身近な人や福祉窓口、メンタルヘルスのホットラインの利用もご検討ください。
3. 熱中症予防の基本と実践策
熱中症は重篤化すると命を危険に晒す症状です。
日本政府や各自治体は、毎年「熱中症警戒アラート」や啓発資料の配布を通じて注意を呼びかけています。
今年は全国的な猛暑を受け、特に高齢者や持病を抱える方、障がいのある方への配慮が強調されています。
■実践したい熱中症予防法
①室温の適切な管理
・28℃以下を目安にエアコンや扇風機を活用し、換気を忘れずに。
②休憩と水分補給のセットを習慣に
・屋外活動時は30分ごとに休憩・給水。スポーツドリンクや塩タブレットも活用しましょう。
③直射日光・高温下の外出は最小限に
・外出は早朝や夕方の涼しい時間帯に。帽子や日傘、UVカット素材を使いましょう。
④異変を感じたらすぐに涼しい場所へ移動
・めまい、頭痛、吐き気などの症状が現れた場合は、無理せず休息・受診を。
4. 政府や自治体等の呼びかけ・情報活用(関連サイト付き)
①「熱中症警戒アラート」の確認を習慣に
・環境省や市区町村ごとに「熱中症警戒アラート」が発表されています。
・スマートフォンでの防災アプリや公式ウェブサイトで最新情報を受け取りましょう。
▼ 参考サイト:
環境省「熱中症予防情報サイト」
②厚生労働省・各地方自治体の熱中症対策ガイドライン
・環境省、厚生労働省、あるいは自治体では、熱中症についての注意喚起や対策情報を、チラシやパンフレット、ホームページなどで発信しています。
▼ 参考サイト:
環境省「熱中症関連情報サイト」
厚生労働省「熱中症予防のための情報・資料サイト」
③地域の見守り活動への協力
・地域包括支援センターや自治会など、身近な見守りサービスや呼びかけも非常に重要です。
・お住まいの地域の見守り支援や相談窓口については、各自治体や徳島県内の地域包括支援センターのホームページで最新情報を確認できます。
▼ 参考サイト例(徳島県)
徳島県「地域包括支援センターについて」
徳島市「地域包括支援センター及び在宅介護支援センター」
厚生労働省 地域包括支援センター検索(徳島県)
美馬市「地域包括支援センター」
那賀町「地域包括支援センター」
松茂町「地域包括支援センター」
※ご自身の住む市区町村名+「地域包括支援センター」で検索すると、より身近な窓口情報や相談先が簡単に見つかります。地域の見守りサポートの情報収集や相談活動に、ぜひご活用ください。
■上記の公的な情報源を活用し、信頼できる最新の注意喚起や予防法をぜひご確認ください。
・夏を安全に健やかに過ごすための有効な備えになります。
5. 家庭と地域でできる支え合い・工夫
①一人暮らしの方や高齢者への声かけ
・定期的な電話や訪問を心がけ、体調変化を早期に把握する支援が有効です。
②便利グッズや家庭での熱中症対策の工夫
・冷感タオル、小型送風機、塩分補給タブレットなどを積極的に活用。
③困ったとき・悩みがあるときは我慢せず相談を
・家族や友人、医療・福祉団体まで、遠慮なく頼ってください。
6.まとめ~夏の健康・安心を呼びかける5つのメッセージ~
①「小まめな水分補給と休憩を心がけて、猛暑を元気に乗り切りましょう!」
・シンプルで日常的な行動の大切さを伝え、熱中症予防への意識づけになります。
②「困ったときや不安な時は、ひとりで抱え込まず、周りや専門機関に相談しましょう。」
・メンタル面や孤立予防、相談の大切さを優しく訴えます。
③「自分自身だけでなく、家族や地域の方々にも気を配り、互いに声をかけ合いましょう。」
・地域の見守りや助け合いの重要性を伝える言葉です。
④「しっかり眠って、バランスの取れた食事をし、心と体の免疫力を高めましょう。」
・免疫力維持や生活リズムの基本を前向きに呼びかけます。
⑤「『熱中症警戒アラート』や自治体からの情報に注意して、安全な夏の過ごし方を選びましょう。」
・具体的な対策や情報収集の習慣化を意識づけます。
7.おわりに
猛暑の夏は、体だけでなく、心の健康にも大きな負担となります。
免疫力を落とさず、メンタルヘルスの不調を未然に防ぐには、日々の小さな工夫とお互いの声かけが大切です。
政府や自治体の発信する最新情報も活用しながら、無理のない夏の過ごし方を心がけて参りましょう。
どなたも安全で健やかに、心穏やかな夏をお過ごしになれますように。
まず、病気や障害を抱えるようにならずに、障害年金のお世話にならないことこそが、一番大切なことなのですから。
NPO法人しおん 代表 楠 昇
【リンク】
徳島障害年金サポートセンター