みなさん、こんにちは。
NPO法人しおん代表の楠 昇です。
私たちNPO法人しおんは、障害や難病を抱える方やご家族とともに歩み、日々たくさんのご相談やご支援の声をいただいています。
実は、私自身もかつては「支援する側」ではなく、「支援される側」でした。
難病やうつ病を経験し、障害年金や福祉サービスに助けられたことで、今こうして皆さんと向き合う活動を続けています。
障害や病気を抱えたとき、将来への不安や孤独、社会とのつながりを失う苦しみは、想像以上に大きなものです。
私も一度は仕事や家庭を失い、出口の見えない日々を過ごしました。
しかし、障害年金を受給できたことで、経済的な安心とともに「もう一度やり直せるかもしれない」という希望が生まれました。
この経験から、障害年金や福祉サービスは、単なる金銭的な支援ではなく、「生きる力」を取り戻すための大切な“灯り”だと実感しています。
しおんには、日々さまざまなご相談が寄せられます。
「申請の手続きが難しい」「診断書がもらえない」「家族だけではどうにもならない」――そんな声に私たちは寄り添い、ともに解決策を探してきました。
「年金が決まって、ようやく安心して眠れるようになった」「また社会と関わる勇気が持てた」といった言葉をいただくたび、支援の意義を強く感じます。
時には、初診日が遠い過去だったり、記録が見つからなかったり、医療機関が廃業していたりと、困難なケースも少なくありません。
それでも私たちは、「どんな壁も、声を上げ、知恵を出し合えば乗り越えられる」と信じて活動しています。
「朝がこない夜はない」――この思いを胸に、あきらめずに一歩ずつ進んできました。
障害年金の申請や福祉サービスの利用は、決して簡単な道のりではありません。
時に心が折れそうになることもあるでしょう。
そんなとき、しおんのスタッフや仲間たちが、あなたの“生きる力”を支える灯りとなれるよう、これからも全力でサポートしていきます。
障害や難病を抱えていても、社会復帰や新しい一歩を踏み出すことは必ずできます。
どうか、ご自身やご家族の可能性を信じて、そして困ったときには一人で抱え込まず、私たちにご相談ください。
「自分自身が悩み、苦しんだからこそ、その経験を通じて人を応援できる。そして、支え合うことで、また自分自身も元気になれる。」
NPO法人しおんは、これからも障害や難病で悩む方々の“生きる力”を、ともに支え合いながら歩み続けます。