『他人のことを考えられる余裕があれば、病気を良くすることも~「利他の精神」~』

みなさん、おはようございます😄

この「てるてる日記」では、この代表である自分自身のうつ病や難病での体験から、自分が取り入れて良かった方法や考え方について、お伝えしております。

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先週は、『無理をしない生き方が一番!~「自分らしく生きること」~』について、お話ししました。

今週は、『他人のことを考えられる余裕があれば、病気を良くすることも~「利他の精神」~』について、お話しします😄




NPOの活動をしていて思ったことがあります。

それは、私が住んでいる徳島県だけなのか、それとも全国一緒であるのか、わかりません。

が、みなさん、NPOというのか、福祉的なものにはあまり興味を示されないということです。

当事者や家族はもちろんそうではないですが、病院や医療機関、ましてお役所がなあ・・・。

と、ここ最近、感じました。

「お金にならないから?」

でも、前述のところって、一番、福祉的なことに関心が高いはずなのですが・・・。




私は、少し前に経営のことである年配の中小企業診断士さんにご相談しました。

開業した経緯からずっと説明していき。。。

その方は、私の話をずっとⅠ時間ほどもお聞きになった後、こう言われました。



『そうか!楠さんがそんな余命宣告まで受けて、他の病気もたくさんかかえて、それでも良くなってきたのは「利他の精神」があったからなのか。

病気が良くなっていく過程で、自分のことを悲観するばかりでなく、周囲のことに気を配り始め、「自分に何とかできないのか?」と考え出したことで、心が健康になったこと。

ここが大きいのかなと思いました。』




私は、鬱の主治医にも、また他の主治医にもこうしたことは一言も言われてことがなく、そのためビックリしました。

そこで、私はこの中小企業診断士さんに、今度は反対にお尋ねしました。

「先生、そのことは私の経営と関係があるのですか?」

すると、その先生はこう言われたのです。




『会社の経営もおなじことで、自社のことばかりに目が行くと、周囲のことが目に入らなくなってしまい、状況判断ができなくなって、経営がうまくいかなくなる。

世の中のこと、人のためになることを考えている経営者は、その理念が人柄となって外に醸し出され、社内に、また社外へ伝わってもいき、結果、人をも魅了するものであり、経営にも反映されてくるものなのです。』

こう言われて、その後、続けて、




「こうした経営者の全てが成功しているわけではない。

けれども、大きく成長した企業の経営者は全て、こうした一面を持っておられる」

とも。




確かに、人間、窮地に立つと、ほとんどの人は我が身のことばかりに目が行ってしまいます。

自己中のようになってしまう。

うつ病の人の場合には特にこの傾向は強い。

自分の中の悩みに埋没しているから、自分のことさえ疎かに考えてしまう。

酷くなると、世の中から自分を排除しようとさえする・・・自殺ということです。

それは、こころに余裕がなくなってしまうからなのです。




「人は自分が幸せでなければ、他人のことを幸せにすることはできない。」

こう書かれた本の記事を読んだことがあります。

そのときはピンときませんでした。

反対に、

「何か、自分のことばかり考えていたら、どうなるんだ!」

と腹さえ立てていました。

が、病気が良くなってくるとともに、自己分析ができてきて、「なるほどな」と思えるようになりました。




「余裕がない心では、他人のことを考えているつもりであっても、どこか、それは違っている」

と感じるようになりました。

自分のことが見えなくなっているのだから、他人のことまでは本当にはきちんと見えていないのかもしれません。

ともかく、この言葉の意味はわかった気がします。




そう考えると、「病は気から」という昔のことわざは、

「心が弱いから病気になるんだ」

という意味で使われることが多いように思われます。

でも、実はそうではなく、この中小企業診断士さんの言葉から、

「自分の心に余裕がないから、物事の捉え方が違って見えてしまい、誤った判断等を繰り返すうちに酷くなっていき、やがてストレスから病気にもなるし、仕事や生活の外部環境までも悪化させてしまう」

のかなと考えました。




だから、

「自分の寿命はあとどれくらい残っているのか?まだ何がいったいできるのか?恩返しはできるのだろうか?」

と考え始めた頃から、しばらくたってから、本当に徐々に病気が良くなってきたような気がします。




有名な経営者である稲盛和夫氏も、

「利他の精神」

というものを大切にされてきたと、その著書で知りました。

「他人のことを考えられる余裕を、心の中に持てるくらいでなければ、人は成功、また本当の意味では幸せにはなれないのかもしれない」

こう、それから私は思った次第です。

徳島の経済その他、いろいろなことが停滞していることも、もしかすると同じようなことが原因なのかもしれない。




違っているかもしれません。

ただ、全部が間違いではないと思います。

子供の頃から、私はよく、

『「忙しい」とは「心を亡くす」と書きます』

と教わってきました。

それはもしかすると、こうした意味もあるのではと、最近、私は自分の生き方を顧みました。

でも、まだまだよくわからないでおります。。。




「何かが違っていたのだろうか?どう違っていたのだろうか?」

私は今、できればその意味を知って、「これからの残りの人生を、どうかより良い形で終えられるようにしたいものだ」と思います。

今、思うと、

「病気になるということは、そうしたことから今後、もっと良い生き方ができるように、もっと良い人生を過ごせるようにと、お天道様が与えてくれた気付きの機会なのかも」

しれませんね。。





以上、『他人のことを考えられる余裕があれば、病気を良くすることも~「利他の精神」~』についてでした🙇

では、また来週金曜日にお会いしましょう。🙋



なお、よろしければ次のブログもご覧になってください🙇



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(続く)

『「こころの余裕」が必要な理由』
~他人のことを考えられる余裕があれば、もっと~
2024/6/21