みなさん、おはようございます😄
この「てるてる日記」では、この代表である自分自身のうつ病や難病での体験から、自分が取り入れて良かった方法や考え方について、お伝えしております。
シンプルプラン [徳島障害年金サポートセンター ライトハウス社会保険労務士事務所:認定率100%継続中] (lighthouse-sharoshi.com)
先週は、『何でも出来る人なんて存在しない~「常識も変わっていくものだ」~』について、お話ししました。
今週は、『無理をしない生き方が一番!~「自分らしく生きること」~』について、お話しします😄
私は、病気の療養生活を10年以上過ごし、急に良くなってきてから、社労士事務所の開業を考えました。
と、同時に、「病気で休職などを含めると20年近くまともに働けなかった自分が、年取ってこれからどれくらい頑張れるのか」と、非常に考え込み、悩みました。
そこで、ある方の言葉を思い出しました。
それは、この「NPO法人しおん」の「しおん」の語源となった、「師恩」の「お師匠」の一人の方の言葉です。
「楠さん、物事はみんな積み上げ方式なんだよ!」
どういう意味か、みなさん、おわかりになりますでしょうか?
その人は建築家であって、ローコストで家を建てることに人生を費やした人でした。
それも、決して「安かろう、悪かろう」ではなく、「適正価格による」正当な住宅です。
「質実剛健」を合い言葉に、あまり後でメンテナンスの不要な住宅を建てることを目的に、材料は仕入れ原価で建て主に供給し、会社の経費を積み込みません。
間に業者を通すことなく、直接、自社で取引して、大手のような中間マージンの負担もなし。
そうすることで、一般的な住宅が地元工務店で建築するよりも600万円ほども予算が軽く済むのだそうです。
こじんまりとした経営手法から、余計な事業負担も必要なく、借金もしない。
このことを50年間、ずっと続けてきた方でした。
そのローコストで良い住宅の秘密。
それが「積み上げ方式」という原理原則でした。
それは、一番必要最低限な家を考えます。
値段は安いです。
それに、自分が必要な設備等を優先順位をつけて追加していき、価格を積み上げていきます。
それで、予算オーバーする心配も少なくなり、「必要な家が最小限の出費で建築できる」ことになるのだということ。
ただ、余分な経費は削る分、この建築に関わる職人さんたちには、「建設物価」というマニュアルから、その地方の標準的な価格で算定。
決してピンハネ等はいたしません。
巷では日当1万5千円という状況でも、その方の算定では2万数千円。
県外なら3万円ほどにもなることがあるそうでした。
すると、職員さんたちはやる気満々で言われた通りに仕事をしてくれて、結果として良い住宅ができる。
そういう理屈でずっとやってきたそうでした。
それは、好きな住宅を建てるために、決して規模を大きくしないで、人も増やさないことが大事な条件。
で、私の開業の頃から「小さく初めて大きく育てる」こと、小さな失敗からたくさんのことを学んで次に活かす「失敗は成功の素」など、いろいろなことを私は自ら「痛い目をしながら身につけて」きました。
私はバカなので、痛い目に遭わなければわからないのです。。。
話を戻して。
経営も住宅と同じことで、
1.1年間で自分が生活するためにはいくらお金が必要か?
と、まずは考えてから、そこに
2.1年間で、どんな事業展開をしていくのか?そのための必要経費はいくらか?
と考えて積み上げていき、最後に
3.12月で割り算して毎月の売上目標を定めて、そのラインを景気の波等に翻弄されないよう、コントロールしていくだけ
だということでした。
考えることは、「最低限、いくら儲けたら良いのか?」ということで、他は考え込まずに、悩まない。
ただただ、「最低限いくら。。」のことだけを達成する方法のみを考えるということでした。
すると、最低限ですから、無理することが極力減ります。
要は、「起きて半畳、寝て一畳」という昔の言葉どおりのようです。
昔はこう言われて、『欲を出す人に対して、「必要以上に欲しがらないこと」を教え諭すよう』言われていました。
あまり大きな欲をださねければ、事業も続けることができて、お金のことで挫折する心配は少なくなる。
こういうことだと思います。
ちょっと前にえらい人がこんな言葉を言ってました。
「成功した人は成功するまで続けた人だ。成功しなかった人は成功するまで続けられ無かった人だ。」
聞けば当たり前のことではありますが、私は唸りました。
「確かにその通りだ!」
最近、有る講座で習ったことですが、起業して一番困ることは資金難が高じて、結果、廃業することのようです。
経営が順調になると、一番大切なのは「人材捜し」となるそうですが、初期の頃は「事業が継続するように資金を絶やさないこと」なのだそうです。
言われてみて、病気のこともあるけど、小さい頃から貧乏してきたので、ずっとお金を節約してやってきました。
そう考えたときに、自分が「なぜ、自分だけはみんなと同じことができないんだ。世の中は不公平だ」と思っていたこともあります。
が、裏返せばそれを通じて、私にこのことを教えてくれていたのだと、気付いた次第です。
この考え方は、私が病気療養中より今日までやってきたプロセスの全てにおいて、万事がそういう状態でした。
小さい頃から同じような気も・・・。
「お金がなければ何もできません。」
「身体が元気でなければ何もできません。」
という風に考えて、歳を取った私には体力も日々、落ちていくのが実感できる。
まして、病気を抱えた身ですから。
無理が続かないことを承知して、「今後ますます・・」と考えたときに、
「続けていくためには、やっぱりこれしかない!」
こう考えてみると、自然と「積み上げ方式」の人生設計にならざるを得ないのでした。
「生きる」ことは生き「続けること」ですから、続けるためには全て「無理して大盤振る舞い」してはいけない。
私は、長い病気のことや、小さい頃からの貧乏なことが、こうしたことを教えてくれたような気がするのです。
だから、難病や癌に立ち向かうことも、無理なく「積み上げ方式」で続けていくことの他、ないのではと思います。
「無理なく続けること」、このことが「事業でも成功するコツ」であり、また「病気を良くする秘訣」でもあり、さらには「良い人生を過ごすための方法」でもあるようです。
それは、「歩き続けることができるから」なのです。
以上、『無理をしない生き方が一番!~「自分らしく生きること」~』についてでした🙇
では、また来週金曜日にお会いしましょう。🙋
なお、よろしければ次のブログもご覧になってください🙇
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