『オンオフの切り替え~公私の区別でストレス解消!~』

~3月は「自殺対策強化月間」です~

みなさん、おはようございます😄

この「てるてる日記」では、この代表である自分自身のうつ病や難病での体験から、自分が取り入れて良かった方法や考え方について、お伝えしております。



まず、始めに、この3月は「自殺対策強化月間」とされ、厚生労働省は関係府省庁等と連携し、さまざまな取り組みを実施することとしています。
3月は「自殺対策強化月間」です|厚生労働省 (mhlw.go.jp)




さて、それではブログ「てるてる日記」。

先週は、『自律神経のコントロール~脳をだますこと!のⅡ』について、お話ししました。

今週は、『オンオフの切り替え~公私の区別でストレス解消!~』について、お話しします😄



「つながらない権利」って、みなさんは耳にされたことはありますでしょうか?

去る2月12日、オーストラリアで「つながらない権利法案」というものが可決されました。
オーストラリアでも過労が社会問題化しています。

そこで、この法案が提出され可決されたのですが、これはオフのときに仕事の連絡対応を拒否できる権利を保障するという法律です。

オーストラリアでは雇用主や上司から勤務時間外や休日に来たメール、電話は無視していいと法律で決まったのです。

日本でも厚生労働省が今年の6月くらいに「労働時間制度等に関する実態調査」の中で実施する見込みになっております。




なぜ、こういう権利が取り沙汰されているのか?

そもそもこの「つながらない権利」といいますのは、2016年、今から8年前、フランスにて労働法が改正された際に盛り込まれたもので、それから世界的に話題となっています。

日本風にいうと、「勤務時間外や休日に、仕事上のメールや電話への対応を拒否することができる権利」ということになります。




最近の調査では、日本労働組合総連合会による「つながらない権利に関する調査2023」によるデータからですが、

・72.4%の人が勤務時間外に業務連絡を受けていること(建設業、医療・福祉、宿泊業、飲食サービス業等)

・62.2%の人が勤務時間外の連絡を受けるとストレスを感じること(連絡を無視できない心理状態からくるもの)

・66.7%の人が「勤務時間外の連絡を制限する必要がある」と感じていること

が取り上げられ、多くの人が「つながらない権利」の必要性を感じるものの、実際にはいろいろな事情から実際には拒否することが困難であるという現状があるようです。





このように、ずっと昔から「オンオフの切り替えが大事!」と言われてきました。

つまり、「仕事中(ON)とプライベート(OFF)の切り替え」のことですが、日本の社会ではこれもなかなかできていない職場が多いと思います。

私は徳島県という地方住みであるので、おそらくその傾向が強いのだと思いますが、昔の風習からか、

「みんなが残っているのに早く帰る奴があるか?」

と、県庁時代に課長から怒られたことがありました。




役所というのは担当制によってきちんと責任の所在がハッキリとしているので、自分の業務の時には200時間以上の超過勤務をしていました、ほぼサービズ残業でしたが。

激務が続いていたときには半年あまり、このような状態が続いたことで、私は体調を崩してしまいました。

けど、通常の業務は一応、こなしてはいたんです。

担当者間で忙しい時期が微妙に異なることから、「帰宅できるときには早く帰る」ことにしていました。

それを転勤でやってきたばかりの課長にお叱りをいただいたわけなんです。




このときは20代前半。

今、考えると直接、課長が・・・というのがおかしいと思いますが・・。

まあ、こんなことは日本の何処でもあることだと思います。

「他人の顔色をうかがえ!」

ということなんですよね。。。。

しかも、税収がないものですから、自分たちの基本給の枠をどうにかするので精一杯。

残業したからといってもその財源はどこにもないのです。




話を戻して、日本の社会ではこのように「人の顔色をうかがいながら・・・」というのが、まだまだ根強いものがあるように思います。


テレワークの実施企業もコロナの騒動以降は減少傾向にあるようです。

でも、都会で遠距離通勤される方は、テレワークの恩恵のことをサイトに書き込みされているのを、私はたくさん目にしました。

従業員が病気等になり欠員が生じた場合の企業損失のことを考えると、この労働力不足という大問題の中で「いったいどうなんだろう?」という気持ちになります。




私も、未だに難病やうつ病等を抱えて仕事していますが、実質休日なしとしても、しんどいときに途中で休憩を取ったり、病院へ通院したりなど、自分でしっかりとスケジュールさえできるのなら、病気と仕事の両立もなんとか、できそうに思えます。

反対に、きちんとスケジュールを組んで実行できない方は、廃業の憂き目にあうことでしょう。

まず、余所の職場の人と行動を共にすることなんて、仕事以外にはあり得ません。

食事、風呂、私の場合は部屋での空手の稽古を1時間半~2時間以外はずっと仕事オンリーです。

スーパーへ行くのもなかなか大変です!

私のように病気持ちで、もう60近いものは、地方ではこうする他には職場がないのが現実です。




ただし、そこさえクリアできたのなら、人間関係のしがらみは本当に少ないので、気持ち的には相当マシだと思います。

企業だとこんな勤務できないし、みんなと歩調なんて合わせられないし。

また、配慮してもらうと周囲の目が気になること間違いなしで、反発も当然起こりうることだろうし・・・。

この問題に関しても、法案が成立・不成立よりも、それよりも社内の意識改革の方をなんとかしなければ、難しいと思います。




けれども、このことは本当に実際、大きな問題だと私は考えます。

このように問題の根本となる「オンオフの切り替え」

「職場とプライベートの切り替え」だけではなく、他の場面でも重要ですよ!

親戚付き合い、近所付き合い、学校の保護者会などいろいろな場面で、このことは関係してくると思います。




大切なことは、「どこまでで線を引くべきなのか?」

きちんとした「自分なりに決まり事を作り、またそれを必ず守るようにする」ことで、ご自分を「かなりのストレスから解放できる」んじゃないかと、私は思います。






以上、『オンオフの切り替え~公私の区別でストレス解消!~』についてでした🙇

では、また来週金曜日にお会いしましょう。🙋



なお、よろしければ次のブログもご覧になってください🙇


『障害の程度要件について(難病)~ここが肝心🙋~』 [徳島障害年金サポートセンター 運営:ライトハウス社会保険労務士事務所:障害年金専門社労士があなたの申請をご支援!] (lighthouse-sharoshi.com)

『障害の程度要件について(高血圧症)~ここが肝心🙋~』 [徳島障害年金サポートセンター 運営:ライトハウス社会保険労務士事務所:障害年金専門社労士があなたの申請をご支援!] (lighthouse-sharoshi.com)  

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(続く)

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~「竹は節目があるからしなやかにして強い」と言われて~
2024/3/29