自らのうつ病や難病の体験から振り返る

余談~「自殺予防週間(9/10~9/16)」に際して~

~ずっと健康でいるために~

今日は、いつもとは変えて「自殺予防週間」のことについて、お話をしたいと思います。


9月10日から9月16日は「自殺予防週間」となっております。

このことで、下記の「報道機関あて」に厚生労働省から通知されています。



「NPO法人しおん」では障害年金の相談会・学習会を通じて、私こと楠の「うつ病の体験」から「うつ病対策」「自殺防止対策」に取り組んでいます。

令和2年夏頃には、かつて私が勤務していた徳島県庁10階から職員の転落事故死がありました。

このことをきっかけとして、私は社労士事務所の開業とNPO法人の設立をすることとなりました。

私もこの10階にてうつ病を発症し、仕事も家庭も何もかも失うこととなり、そして難病を患うことによって一時は余命宣告を受けることとなりました。

それから良くなってきてはいても、まだまだ通常の人と同じようにはできず、政府を始め、何らの支援等もないまま社労士事務所やこのNPOの活動を行っております。

それは、少しでもこうして「うつ病や難病等を患う人でも、社会を支えることができることを私自らが証明したい」と考えたからです。



私は、自分自身が当事者としてこうした取り組みを行うことにより、

『同じように悩みを抱え、また苦しんでいる人とともに前進していきたい。

そして、誰も仕事や家庭を失ったり、また結果的に自ら命を絶つような目に遭わないような世の中に、なって欲しい』

と思います。





「明日は我が身」という格言もあります。

「みんな他人事では決してない」ことをあらためてよく認識していただき、人と人が支え合っていく「共生の社会」の実現へ向けて、手を取っていくべきではありませんか?

かつて私は、障害児の親として「ノーマライゼーション」という「障害者と健常者がともに共存できる社会」の実現に向けて運動をしておりました。

高齢化社会となった現在は、対象に高齢者等をも含めた全ての人にということから、その理念は「共生の社会」の実現へと変わりました。



私は、「おんぶに抱っこ」と楽して生きようという人とはあまり関わりたくありません。

みなさんは、コロナウィルスの騒ぎからこちら、政府の増税やなにやらで騒がしいこの状況をご覧になっていただき、これまでと同じ社会がずっと存続していくだろうと本当に思われていますか?

おそらく、「これから先、いったいどうなってしまうのだろう?」と不安になる人の方が多いのではないでしょうか?

「地球温暖化」という言葉が最近、「地球沸騰化」という言葉に変わったと言われている記事を、私は最近、何度か目にしました。

自然については既に私たち人類の常識の範疇を超えていて、いったい何が起こるのかわかりません。。。

まさに「未知との遭遇」のようですね、遭遇したくありませんが。。。





このような状況下で、少子高齢化がドンドン進み、手間が足りなくなることで「労働人口の減少だ!」ということで「賃金上げろ!」と大騒ぎする今の世の中。

政府がやっていることが良いとこ悪いとか、それもまた大事なことですが、そんなことを話し合う前に、私たちが角を突き合わせて喧嘩のような状態になってしまっては、話し合いも何もできなくなってしまうのではありませんか?

自分たちより弱い人たちを押さえつけて言い分を通すことを、「弱い者いじめ」と言います。

そんなことをすれば、小学校で習った江戸時代の「士農工商」という身分制度と何ら変わることはないし、また、こうした「人の間に階級を作ること」はいつの時代にも存在しました。




ただ、これまではこんなに大きな自然破壊とか、熊が街を闊歩して人を襲うようなことってなかったのではないかと思います。

このような状況下で人と人が支え合うことなく、壁を作って争っていては、南海トラフ大地震などを待たずして、人間社会は自壊するのではないかと私は思います。

「自滅」です。。。

後からそのことを地球外の知的生命体から見れば、それは「子供がやってるゲームの世界」と同じことに見えるのかもしれません。

「あっ!ゲームオーバーだ!!」



自然災害や隕石の落下で人類がいなくなるのならまだしも、私は自ら自滅してゲームオーバーにはしたくありません!

たとえゲームであってもそんな終わり方は嫌です。

まして、自分の人生をそんな軽いものにしてしまうのは、もっと嫌です!

そんなことをするために、そんなことになるために、一生懸命になって10年以上もかけて病気と闘ってきたわけではありません!

だから、私は「臨終正念」、つまり「命が今日で終わるとした場合に、いったい何がやりたいのか?」、そう考えるに至ってやっと「自らの人生を本当の意味で大切にしよう」と思うことができました。

毎晩、心臓弁膜症により心臓が停まることが起きていた際に、余りにももう生きていることが辛くなってしまい、1月半食事が取れずに水だけで過ごしていた、そんな時分になってやっと気がついたのでした。

「自分はいったい何がやりたいのか?」

みなさんは何をやりたいのでしょうか?



ドラマでも映画でも大ピンチになったときに、昨日までの敵同士が突如として手を組むことがありますよね?

そうしないともうどうにもならないように追い詰められたからです。

だったら、私たちも今がそのとき、「手を組むべきとき」なのではないでしょうか?

普段は意見がかみ合わない人たちも、今は言い争うことは後に回して、それよりもまず手遅れにならないうちに!

そうしないと、これから起きてくる非常識な出来事によってゲームオーバーになってしまいます。。。

熊が人を襲うことを知りながら、みなさんは黙って襲われるのを待っていることができますでしょうか?




私は、「頑張っている人が同士が支え合える社会」、これが本当の「共生の社会」であると考えています。

少子高齢化から、またいろいろな問題から、こうしてあらゆる面において問題が起こっております。

私たちは自らそのドラマや映画の主人公になるべきです。



「ゲームオーバーにならないため、神様仏さまが私たちにくださったチャンスが今のこの現状だ」と捉えることにして、とりあえず他のことは後回し、今はみんなが一時的にでも手を組むべきときです。

そして、自然災害を乗り越え、人の領域へ踏み込んできた熊たちをまたその住処へと押し戻し、私たちの自分たちの住処であるこの社会を守るべきです。

それは言い換えれば『人と動物の「共生の社会」』。

今、危機に瀕したことで、私たちは生き残るために手を組むことで、「人の力を示さなければならないときがきた」わけです。

このことからも今は「共生の社会」が必要です。




だから「自殺すること」は本当にもったいないことです。

その「生命一つ一つが私たちの社会を守ることができる、大切な唯一無二のもの」であるからです。

闘う前に武器を捨てるのでなく、理不尽と向き合っているウクライナの人々のことを見倣って、私たちも力を合わせるべきです。

だから、そのために仲良くできなくても今はとを組みましょう。

それが互いのためになるのですから。

『過去は変えられないけれども、未来を変えることができる』

これは私の信仰している法華経にあるお釈迦様の教えです。。



今日は、「自殺予防週間」について、お話をしました。

では、また火曜日に。。。🙋

次回からは、夏バテによる「疲労回復」をテーマにお話していく予定です。。。



(続く)

自殺予防週間~9/10から9/16まで~
~「共生の社会の実現」に向けて~ ※「画像はウクライナの人々」
2023/9/1