自らのうつ病や難病の体験から振り返る

『頑張り方のバリエーションを設定すること』

~ずっと健康でいるために~

前回は、「呼吸法のトレーニングのお勧め~動けなくてもできること!~」について、お話ししました。

今日は、「頑張り方のバリエーションを設定すること」について、お話しします。


最近、私が住む徳島では毎日のようにときおり雨が降っています。

ただでも暑いのに加えて、降った後はなんともムシムシします・・・。

これまでにもお話しましたように、こういう時期にウンと頑張らずに、気持ち程度に頑張りましょう。。。



なぜなら、汗がなかなか帰化しないことで体温の上昇を防ぐことができず、身体は早く体温を下げるべく汗を出し続けることになるからです。

すると、脱水症状を起こしやすくなり、このことを防ぐために水分をさらに補給します。

その結果、水分を排出する腎臓や、水を流し込まれる胃に負担がかかるなどし、こうしたことがずっと続くとそれぞれの臓器の調子が悪くなったりします。



また、汗をかきすぎると、その中には水分の他にミネラル類等も含まれることから、当然それらが不足することとなります、

そのため、こういったミネラル類等もまた常日頃より余分に取ることとなります。

この一つである「塩が不足すると熱中症を起こしやすい」とかと、この時期にはよく耳にされることだと思います。

これも水分よりももっと臓器に負担をかけることになるため、やっぱり「過ぎたるは及ばざるがごとし」の格言の通りとなります。

こういった一連のことの他にまだまだあるのですが、今こうしてお話ししたことを私も全て正確にコントロールすることなどできるはずがありません。



では、この時期、いったいどうすれば良いのでしょうか?

答えは、「絶対に必要だと思うこと以外は頑張らないようにすること」を、「頑張って自分自身に言い聞かせること」です。

このことは真面目な人ほど、常日頃やっている自分のパターンを変えることを嫌います。

仕事でもスポーツでも、できる人ほど自分なりのやり方やペースを大変大事にします。

そのため、「とりあえずは今日はやめにしようか・・・」とはなかなか思うことができません!

もう言い換えるとこれは生物の「習性」のようなものです。



泳ぐのをやめると死んでしまう魚の話と同じです。

「やらないとダメになってしまう」という気持ちがとても強い!

そのために、こういったくそ真面目な方がうつ病になると、「にっちもさっちもいかなくなる」というなることが多い。

私は、自他共に認めるほどくそ真面目な性分ですから、大変な目に遭いました。

そこで、私自身が痛い目にあったからこそ、私は次のように申し上げます。

「それは今必要なんですか?」



少し前にお話ししたように「やることとして削除してしまう」のではなく、この場合には「一時停止」のボタンを押して、涼しくなるなどして「無理のない時期が来るまで封印する」のです。

この「無理のない時期が来るまで封印する」ことを、今は「頑張る時期」なんです!


そこで、「頑張り方にもいろいろある」と自分なりに「頑張り方のバリエーションを設定すること」を私はお勧めします!

そして、そのバリエーションを「自分の中の引き出しにしまっておいて、必要に応じてその引き出しから選んで取り出して使用する」わけです。

いろいろな頑張り方のバリエーションを設定することで、自分のなかで「絶対にこうしなければならない!」ということが、「随分と変えられる」はずですし、そうなると「自分自身がとっても楽になる」ことができます!

健康な方も、また病気などでなかなかいつも通りにできない方は、こうしたことで「思い込み」をなくして「楽な生き方」をできるようになっていきます。。

私が、長い病気とのつきあいで学んだことの一つです。



以上、「頑張り方のバリエーションを設定すること」についてでした🙇

では、また火曜日に。。。🙋

(続く)

「いろいろなパターンを用意する!」
~自分なりのバリエーションをそろえよう~
2023/8/25