自らのうつ病や難病の体験から振り返る

スポーツから考えてみ
る(7)

~ずっと健康でいるために~

前回は、
『「力を抜いて長く続けていくこと」、これが自律神経やら、免疫力アップやらということを続けていくための「秘訣」です』

と、いうことについて、お話しをしました。



今日はその、『力を抜くこと=「脱力」」』について、お話ししたいと思います。


「力を抜くこと」というのは、ご存じの通り、「だらり~」とした状態のことですね。

これができないと疲れ切ってしまいます。



例えば、水泳のクロール。

水を前から後ろへかいて進むわけですが、身体の右側を下に向け右手でかくと、次はだんだんと身体の左側を下へ向けつつ左手でかくこととなります。

このときに、かき終わった右手は肩を回すことで前に持ってくるわけです。



注目するのは、右手の肘から先です。

肘から先は特にすることはありません。

で、力を抜いてだら~っとした状態でブラブラしたまま、肘を中心にして回転させる、というか自然に回転するイメージですが、肩を回し終わる頃には自然に前方の方へ右手の指先が向かうこととなります。

そして、左手が水をかき終わった頃には身体の左側を下に向けた状態で、右手の指先を前方のできるだけ遠くの水面に着水させるべく、また力を入れつつ伸ばしていくこととなります。



ここがポイント!

泳いでいる間、素人の方は身体全体に力が入っています。

ところが、泳ぎの上手な方は、きちんと力を抜く=脱力する場面を心得ているのです。



このように、泳ぎが上手でまた速く泳げる人ほど、余分な力を抜く=脱力を上手にしていることで、身体が疲れにくくなり、ずっと動き続けられるようにしているのです。



ではこの続きはまた明日に。。。🙋


(続く)

『スポーツから考えてみる』
~スポーツでの常識から考える~
2023/6/27