自らのうつ病や難病の体験から振り返る

スポーツから考えてみ
る(6)

~ずっと健康でいるために~

前回は、

「「無理のないペース」について私は、半分、つまり50%ほどの力が良い。」

と、このようなことについて、お話しをしました。



今日はその、『「無理のないペース」と私が思っている「50%ほどの力」とはどうやって判断するのか?』について、秘訣とは何か、お話ししたいと思います。

みなさまは子供の頃、テレビを見ながら勉強したりしませんでした?

された方はそのときのことで「よく覚えていること」ってありますよね?

そうです!答えは「お母さんに叱られたこと」なんです。

大抵の方は覚えがあると思うんです。

で、私が言いたい「秘訣」とはこの「・・・しながら」の『「ながら」でやる』ということなんです!

こんなことを言うと、教育熱心なお母さんに叱られる気がしますけど、実は「集中力」なんてあんまり長続きしません。

心身共に同じ事が言えます。

空手の道場なんかでは、「もっと、気合い入れて!」、「気を抜くと怪我しますよ!」とか、あるいは「だらだらやってても強くはなれませんよ!あと追加100本!!」とかって昔はやってました。。。

指導者はこんな感じでしょうか・・。

でも、若かったりして元気な頃と、年取ってなかなか疲れが取れない世代になってからと、または、病気をして治療をしている人たちでは、当然ですが、全く状況が異なるわけなんです。

下手すると、天国へいってしまうかもしれない。。。

で、ちょっと考えてみてください。

あなたの周りに10年間、何かを続けて来られた方はどれくらいいるでしょうか?

おそらく、ほとんどいないと思います。

では、さらに20年間ではどうでしょうか?

私が県庁にいた若い頃、自宅でバーベル置いていて、「11時までに帰れたら音に気を付けて筋トレ~!」って深夜、やってました。

少し年の離れた先輩に言われたことがあります。

「お前、まだやってるのか?」

このときは5年間も経っていないときでした。

人はこんな感覚なのかもしれません。。。

私はよく考えて見ると、空手は14歳からしていて、病気で15年くらい抜けたのかな~、そして今は57歳なので~と計算すると、自分で😲してしまうことがありました。。。


病気というアクシデントがなかったら、それでもおそらくずっとしていたんでしょうね。

昔、空手の先生に言われました。

『「馬鹿の一つ覚え」と言うけど、そこまでやるとこれはただのバカではなくて、一つの才能かもなあ』

これを私は褒め言葉だと今でも思っています😂

みなさんはこれから先、健康でいようとか、またライフワークにしようとかって考えてみると、ずっと100%では身体だけでなく心もパンパンになるでしょうし。

そうでなくても、息切れしますし、飽きてしまう気がしませんか?

ここで私がお話ししているように、自律神経だとか、免疫力だとかっていうものは、薬のような即効性は全くありません。

だから、本当に今お話ししたような感じで何十年というスパンで続けていくことを考えないといけないものなんです。

「1年やった」「5年やった」ではその効果もわかっていないと思います。

私が余命宣告やら、うつ病で水しか飲み食いできなくて1月半とかってなって、少しずつでもこうして長いスパン続けてきて良くなってきたのは、それよりももっと長いスパン、続けてきたことがあったからです!

一つは体力。

血液の病気で年中貧血が続いていて、「たぶん、骨なんかカスカスだろうか・・」と主治医の先生と話していて、検査したら「40代の男性の1.5倍からある!」ってことがわかり、「そうか、運動って筋肉とかだけでなく、骨も鍛えられてるのか!」と私はビックリしました😲


まず10年は続けるつもりで・・・と言えばもう「ながら」でないとやる気も起きない気がしませんか?

ついででも良いんです、続けていけるのなら。

病気をしたり、年を取ったりした方は、頑張りたくとも頑張れないのでしたら、頑張らなくても本当に良いんです!

『やらないよりはやったほうがマシ』

この言葉を私は徳島県の阿波弁で『せんよりまし!』といつも言ってます。。。


こう言うと、肩の力が抜けて案外調子が良いんです。。

「力を抜いて長く続けていくこと」、これが自律神経やら、免疫力アップやらということを続けていくための「秘訣」です。



ではこの続きはまた明日に。。。🙋


(続く)

『スポーツから考えてみる』
~スポーツでの常識から考える~
2023/6/26