自らのうつ病や難病の体験から振り返る

人生を走り抜けるために(5)

~ずっと健康でいるために~

ここでは、「人生をバイクの耐久レースに喩えるとすると、どのようにすれば最後まで走りきることができるのか」について、お話ししています。

前回は、「「燃料」、「車体」、「ライダー自身」のどれが欠けても完走することはできない。

だから、ゴールまでたどり着くためには、ゆっくりゆっくりでも良いから、それぞれを大事に温存しながら走っていく必要がある」ということでした。



上記3つを人に当てはめると次のようになるのかと思います。

「燃料」➡「食料」、「車体」➡「身体」、「ライダー自身」➡「脳、心」

「食料」から得た力で、「身体」と動かして進んで行く。

これらをコントロールする存在が「脳、心」と。



どれかが欠けても人生のゴールにはたどり着くことはできません。

自らが「食料」から得た「力(=燃料)」を生かして推進力と変えるのは、「身体」、そして「脳、心」です。

この人に備わっている二つのものが一つになってしまっては、いくら「力(燃料)」を注ぎ込んでも進んで行くことができない。



そのため、途中で病気やけが、他に何かがあったとしても、カウルをガムテープで貼り付けるようにして、前進していかないといけない。

だから、人の人生もバイクの耐久レースと同じく、大事に温存しつつ走らなければ完走することはできません。

それも8時間耐久レースと比べて87,600倍も長い人生という時間を走り続けるのですから、慎重に越したことはないと言えるでしょう。

そう考えると、スピードよりもまずは「できるだけ安全に最後まで走り続けること」こそ一番大切なものであり、最後のゴールの瞬間に走行距離で勝負が決まるように、人生もその最後の瞬間で結果が出るものではないでしょうか?



フランスの詩人がかつて言われたという次のような言葉があります。

「最後に笑う者が一番よく笑う」

この言葉のとおり、「人生の最後(ゴール)の瞬間に大笑いできること」を目指していけば、途中であったアクシデントも何でも無いことかもしれません。

私はそういう風にこれからの自分の人生を過ごしていきたいと思います。

みなさまはいかがでしょうか?


この章はこれで終了。明日からはまた新たなテーマにて。。。

『人生を最後まで走り抜ける!』
~耐久レースにたとえて考えてみる~
2023/6/19