相談の予約~社労士としての倫理

NPO設立の前ですが、初ブログです。

先日18日に定期の無料相談会を行う予定でした。

うつ病の患者とその家族を対象としていますが、今回は事前予約がありませんでした。

持病の調子が良くなかったので、悩んだ末に中止としました。

そのため、11日朝6時に電話をしてきた男性へ、それまで18回連絡しましたが、電話がつながりません。

その方は、「まだ病院に診察を受けておらず、今後のために勉強したい」とのことでした。

まさかこのような申込を予想していなく、さらに朝6時に電話がかかるとも思っていなかったので、いったんはOKしました。

が、5分もしないうちに電話をしましたが、もう「電波が届かないところに・・」というメッセージとなっていたのです。

「ただの冷やかしか?」と思っていたところ、当日の18日8時頃に電話があったのです。

私は、連絡先としてお聞きした番号へ何度かけても出てもらえなかったことを話しました。

が、その方は「連絡がつく番号を言っておけば良かったですね」と謝罪もない上、悪びれもせずに「今日はよろしく」と話します。

そのため、私は相談会の趣旨や対象、また連絡先のこと等を説明しようとしました。

けれども、中止ということを聞くと、電話を切られてしまいました。

最初に電話があった際に、私は自問自答しました。

「どうすべきか?」

まずは対象者でないことで今回はお断りをしようと考えました。

次に、しばらく考えた末に、この相談会は完全なボランティア活動ですが、私は社労士であるので、その倫理に反したことはできないため、生活保護などの申請と同じく、「どうすれば受けられるのか?」という相談には応じられないと結論を出しました。

その方がそういう方かはわかりません。

ただ、私は相手が「うつ病を患い苦しんでいる」ということで、私と同じようにならないようにとこの事業を実施しております。

このことを理解されずにこうしてこちらが困ることがあったので、次回からの予約は電話連絡を外して、サイトから、または直接メールからで実施することとなりました。

メールであれば、相手が電話のように「出る、出ない」に関わらず、こちらも気にする必要がないからです。

こうしたことで、電話しかできない方がと思うと心が痛むのですが、同じくうつ病等で治療中の私にはこれ以上のことはできないとやむなく判断した次第です。

ただ、相談等で関わることのある方も、どうか人としての一般的な良識をお持ちになっていただきたいと思います。

良かれと思ってしていることでこんなことが多くなれば、こうした無償でボランティアをしようという方はいなくなってしまうことでしょう。

最近話題となった回転寿司のニュースと同じく、「いったい日本は・・・」と思ったような出来事でした。

それでも、負けずにこれからも頑張ろうと思います!

明るい社会を取り戻すためにも。

最後に、「WBC、おめでとう、日本!ありがとう大谷翔平!!」

2023/3/16