今日は、『「疲労回復」~夏バテから抜けだそう!⑦~「脳の錯覚を利用する」』について、お話しします。
今日でこのシリーズは最後となります。
だいぶ涼しくなってきましたね!
朝方など、私の住んでいる徳島では22度とかだったりして、寝起きの半袖シャツだと肌寒い気がします。
もう秋が近くなりましたって感じですね。。。
夏バテ対策のお話もだいたい終わったのかなと思い、あと、①~③とお話してきた自律神経のことで追加します。。。
夏型から冬型へ自律神経が切り替わる時期ということで、この時期は春先と並んで心身ともに不安定になりがちとお話しました。
これからは夏型の副交感神経優位の状態から、冬型の交感神経優位の状態に移っていくことになります。
何でも同じことが言えると思いますが、この移行がスムーズに行く方が良いことは、みなさんもおわかりかと思います。
では、どうすれば上手くスムーズに移行できるのでしょうか?
ここでも、前回⑥までと同様、お金のかからない方法で・・ということで、ご紹介させていただきますね😓
それは、普段に着る物を少し早めに季節を先取りにすることなんですね。。。
どういったことかと申しますと、例えば、
「これまで着ていた半袖シャツを長袖に替える」
これなどもそうですが、少し暑いのを我慢して『身体に「秋ですよ~!」と教えてあげる』ことなんですね。。。
「なんだ、そんなことか・・・」
とお思いになられることと思います。
感じとして「錯覚」「勘違い」とかと似てるかと思います。
どういったことかと言いますと、
こういう感覚って、全ては「脳」が感じるかどうかによるものなんです。
ちょっと話は違いますが、陸上の短距離の選手の話をします。
公園とかに行くと、「芝生を植えられた小さな山のような感じのところ」を見られたことはありませんか?
そういうところを短距離の選手は「全力で駆け下りる」ことを練習でされていることがあります。
なんでそういうことをやるのかというと、平地で全力で走ると、
100➡100
のごく普通の力しか発揮できず、スピードも同じことになってしまいます。。。
ですが、山の傾斜を利用することで、
100➡120
とかって差し引き「20」という「+@の力」を加算されて120の力を出すことができ、スピードもアップします!
そうすると、本当は「100」しかない力が「120」出すことができると、脳が「勘違い」「錯覚」して「出せるとインプットされる」ことで、実際に「120」は出したことがないから無理としても、「105」とか「106」とか微妙にアップするわけです。
筋トレでも同じことをやります。
例えば、ベンチプレスを「100」キロまでしかできない人を、補助する人が付いて「たった指1本だけ」助けるとすると、「105キロ」とかは挙がります。
結果、一人でやると「105」キロは無理としても「102.5」キロは挙がったりするものです。
「筋肉(身体)が体感したことを脳にインプットさせる」ことで、脳が「できる!」って思い込む(「錯覚」)してしまうと良いわけです。
このような「脳の錯覚」を利用したトレーニングは他の競技とかでもされていて、私の場合は空手の稽古で取り入れています。
だから、季節の移り変わりにしても、ただ季節に合わせているのではなく、「季節が変化していると脳に錯覚してもらう」ことができると、「自律神経も早く冬型となり安定するために、身体の不調が早く収まることとなる」わけです。
まとめますと、『脳に「夏が終わって秋になり季節は冬に向かっているぞ!」と錯覚してもらうために、早めに秋支度をする』ことも有効なのだということでした。
以上、『「疲労回復」~夏バテから抜けだそう!⑦~「脳の錯覚を利用する」』についてでした🙇
今日で「夏バテ」のシリーズは最終となります。
みなさんも早く夏バテが治まると良いですね。。。😄
では、また金曜日にお会いしましょう🙋
(続く)