昨日は、
『生物にとって猛毒であった「酸素」を無毒化したことで、生物は消費できるエネルギー量を大幅に増大させ、反映していくこととなった。
そして、寿命が延びるにつれて各臓器の衰えと同様に、その無毒化する機能も落ちていき、やがて「活性酸素」の発生により悩まされることとなった』
とこのことについて、お話しました。
今日は、昨日に続いて「活性酸素」からお話することとします。
「活性酸素」は、吸った酸素の一部が、通常よりも活性化された状態になることです。
体内でできるのだから、悪者だけでもありません。
きちんと身体にとって良いこともしています。
例えば、身体の中で白血球がばい菌をやっつけるときに、活性酸素出してやっつけたりなど、有益なところももちろんあります。
ただ、「過ぎたるは及ばざるがごとし」というように、多すぎることがいけないということです。
この「活性酸素」から逆に身体を守る働きがあります。
抗酸化物質により、これも「活性酸素」を無毒化するシステムがあり、それを抗酸化防御システムといい、また能力を抗酸化力といいます。
「活性酸素」が増えてくると、実際にどんなことが起きるのか?
年取ると「しわ」が気になってきますし、女性は他にもお肌が気になってきます。
これらはこの「活性酸素」の働きだと言われています。
こうして、ばい菌だけではなく、防御システムの衰えとともに、正常な身体の細胞にまで被害を与えることになります。
そうして、被害を受けた正常な細胞の最も悪いものが「がん細胞」だと耳にしています。
では、また明日。。。🙋
(続く)