前回は、『どんなに困難でくじけそうなときでも~自分でも自分を信じて褒めてあげることの大切さ~』について、お話ししました。
今日は、『「前に出ること」~楽しいことを続けて夢を叶えられるように~』について、お話しします😄
少し前に筋トレのジムの先輩と話をしていたことがありました。
「真剣白刃取りは刀のどこで取る?」
「やろうと思わないし聞いたこともないけど、私なら鍔元(つばもと)で取ります。」
「正解!誰もわからなかったのに、よくわかっったな!」
「剣道をしていて学んだのは、切っ先1/3が有効打となるそうで、そこが最も威力があるからだと。だから、その部分を避けると考えると、反対側の手元の近くになるので。」
こうした会話をしたことがありました。
昔、空手のお師匠から、
「自分よりも強い相手、また大きい相手とやるときは、一歩でも半歩でも前に出よ!」
と教わりました。
「離れて闘うと手も足も届かなかったり、また相手が早くて捉えられず当たらなかったり。
そのため、10センチでも1センチでも前に出て闘え!決して下がるな!力も技も相手に及ばずとも気迫でもって押し返せ。心で打ち克つ!それしかもう勝機はない。」
私は元来、頭がにぶいので、このことを愚直に信じて行ってきました。
全てではありませんが、まず間違ってはいなかった。
空手で教わったこの教えは実生活でもほぼ通用しました。
このNPO法人しおんのブログ、「てるてる日記」では私自身がうつ病や難病で我が身で試してみて、そういう病気の療養生活を送る上で、あるいは健康を考える上で、効果があったと思われることをいつも記事としてお話しています。
今回、こうしてお話するのは、ベストセラー「免疫革命」の著者である阿保徹先生や、私のうつ病の主治医である山下剛利先生が言われてきた、
「医師はどんなに頑張っても5%しか病気を良くすることはできない。残りの95%は患者自身の力である。」
ということをあらためてお伝えしたいからです。
医師がどんなに頑張っても、患者がもし、自堕落な生活を過ごしていれば、様態は良くならず、かえって悪化する可能性もあります。
患者自身が「いったいどうなりたいのか?」として真剣に取り組んでこそ、医師の治療も効果を発揮するわけです。
二人の先生はそのことを私に教えてくださりました。
昔に聞いたことがありました。
『中国で母親を虎に食べられた男の子がいました。
男の子は、そのことを忘れず、ずっと弓の稽古を続け「いつか母の敵を」と思っていたそうです。
そのうち、男の子は成長して壮者となりました。
あるとき、夜に、男性はその虎らしき相手と出くわすことになりました。
男性は「母の敵」と固く信じて矢を放ち、矢は虎を射止めました。
男性は近づき、その射止めた虎を確認しました。
ところが、男性が虎だと信じていたものは、実は「固い岩」だったそうです。
男性の母を思う気持ちは硬い岩をも貫いていたのです。
後日、男性は何度か、その岩に向けて矢を放ちましたが、一度も矢が岩に刺さることはなかったそうです。』
このことから「一念岩をも通す」という言葉が生まれたのだそうです。
『信じるには「信ずるに足る相手かどうか」、まずは自分自身で調べて確認する必要』があると思います。
このことが私は最も大切なことだと思います。
「あいつのせいでこうなったんだ!」「政府が悪いから俺はこうなったんだ!」
そうなったのは、その相手のせいでもあるのは確かかもしれません。
でも、そればかりでしょうか?
もしかして、相手のせいにして、その問題と正面から向き合うことをしていなかったことはありませんか?
先ほどの空手のお師匠の話にもあるように、『「気迫だけでも負けないぞ!」という強い気持ちで立ち向かえば、ほとんどの事態は好転してきた』と私は60年近い人生を振り返り、そう思えます。
誰かのせい、何かのせいにして、終わらせてしまっては何にもなりません。
損ではありませんか?
それよりも大切なことは、「遊ぶこと」だと私は思います。
『衆生所遊楽(しゅじょうしょゆうらく)』とは、法華経寿量品というお釈迦様のお経の中で説かれている教えです。
『「衆生」である私たちが、「遊楽」、つまり「遊び楽しむこと」を意味し、「所」とは娑婆世界(現実社会)であって、私たちは「この娑婆世界が寂光土(最高の浄土)である」として、「この世は衆生が遊び楽しむ所」である。』とこのように教えられています。
だから、誰かのせいにして終わらせるのではなく、自分自身が「遊び楽しむ所」としてこうして生きているのですから、思いっきり自分らしく楽しめないともったいないと私は思います。
私は、幼少期からいろいろとあって、こうしていつの間にか、60近い歳となりました。
けど、いくら振り返ってもこれ以上は無理だといつも思っています。
だから、金も地位も何もありませんが、後悔することもありません。
本当にたった一言、「どうしようもない」で終わってしまうからです。
そのため、大病をしても、良くなってきてからも、「今まで通り」にやろうと思います。幼少期には食べ物もなかったときがありました。
幼少期、食べ物がなかったことがありました。
また、風の強い日は部屋のカーテンが風でそよいでいました。
今はそうなることはありません。
他人から見ればまさに身一つのようですが、今はずっと当時よりも幸せです。
貧乏で大学に進めませんでした。
そのことで、ずっと今も私の夢は「生活が安定したら大学で法律を学ぶこと」です。
それとあわせて、「ずっと空手の稽古を続けていきたい」と思っています。
目標はちょうど12年後、70歳になったときにその夢を実現することです。
私は「70歳になったときに大学へ進学し法律を学びながら、空手部に入り稽古をする」ことを夢としています。
今から12年後のことですが、病気で苦しんできたのがもっと長かったことと比べると、「なんだ、それほどではないな」と思えてきます。
みなさんも12年後に何かしようと考えるとどうでしょう?
何かできそうな気がしてきませんか?
病気の治療もそうですし、またそれを続けていくのはこうした「夢を持つこと、ビジョンを持つこと」だと私は思います。
その夢の実現のためには「毎日その夢に向けて続けていくことが大切」となり、そうして続けていくためには「楽しむことが大切」であるのだと私は思います。
だから、少々は無理も必要かもしれませんが、身体が、また心が、悲鳴を上げるまでするのは「決して楽しくない」と私は思います。
みなさま、いかがでしょうか?
そうすれば『取り返しがつかなくなるぞ!』と病気は教えてくれているように私は思います。
癌になったから、重い重病になったから人生は終わりではなく、「病気は警告だ。黄色だったり、赤だったりという信号のようなもの」と阿保徹先生は著書の中でそう述べられています。
そう考えると、「自分は何がやりたいのか?何が楽しいのか?」、自分自身の心に聴くことが大切だと思います。
そうして、そのことがハッキリしたら、「前に出ること」を思い出して、「やりたいことをやってみては」いかがでしょうか?
以上、『「前に出ること」~楽しいことを続けて夢を叶えられるように~』についてでした🙇
それでは、来週また金曜日にお会いしましょう!🙋
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(続く)